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「麦秋」迎え刈り取り 上越産小麦でパン作り目指す上越市の小竹製菓が収穫作業

3か月前

新潟県上越産小麦を使った全粒粉のパン作りを目指す上越市南高田町の小竹製菓(小竹孝雄社長)はこのほど、同市柿崎区下小野のほ場で、取り組み2年目の小麦を収穫した。梅雨の中休みで青空が広がったこの日、黄金色に実り“麦秋”を迎えた麦畑で次々と刈り取った。

黄金色に実り“麦秋”を迎えた柿崎区のほ場
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同社は2019年から同区荻谷の専業農家、田中基輝さん(45)に委託し、上越では珍しい小麦栽培を行っている。同年秋に雪や寒さに強くパン作りに適した品種「ゆきちから」を休耕田13aに植え付け、越冬を経て、昨年6月に約400kgを収穫した。今年2月には上越産小麦を使った初めての商品となる「雪の下こむぎクッキー」を発売した。

また地域のブランドとして、上越産小麦を使った商品開発を進めようと、同社をはじめ、みそや麩、あん、豆腐などの上越地域の食品製造業者5社、生産者の田中さんを会員に、昨年11月、「上越雪の下小麦会」を設立。試作や研究などに取り組んでいる。

鎌を使って小麦を手刈りする小竹社長(右)ら
小麦の刈り取り①

栽培2年目の今年は、同じ下小野集落の別のほ場も加え、面積を約2.5倍の35aに拡大。生育も順調で、20021年6月21日、10人あまりが参加して収穫作業を行った。コンバインで刈り取ったほか、地元の若手農業者のサポートを受けながら、小竹社長や同社のスタッフ、雪の下小麦会のメンバーらが、鎌を使った手刈りも体験した。昨年の2倍となる約800kgの収穫を見込んでいる。

コンバインでも収穫
小麦の刈り取り③

雪の下小麦会のメンバーで、刈り取りに初参加した同市東本町3の町田醤油味噌醸造場の町田靖典専務取締役は「農作業は初めてで大変。小麦はしょうゆの原料で、ずっと上越産小麦を使ったしょうゆを作りたいと思っていた。仕込みの時期や熟成の関係で数年後にはなるが、商品化していきたい」と期待を込めた。

小竹社長(55)は「地元上越の気候風土の中で育てた小麦でパンを作り、食べてほしいという思いから始めた。パンの試作はずっと重ねているので、今年はなんとか商品にしたい」と語った。

▽小竹製菓 https://kotakeseika.com/

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